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音がする根明かどうかはしらないが
羽ばたいているほうが好きです
みんなぼくを好きになるぼくのぼく性
音がするねあかかどうかはしらないが癒えてしまえば瘡蓋を剥ぐ
極論さ根明かどうかはしらないが自転車の籠のマグナムワイン
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子供の関西人関西弁
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出会ったことがなるべく淡くなるようにガヤガヤにまかせ肩触れさせた
セックスも名前がなくてすんでもうあなたの高速バス曲がり来る
お別れというよりすべて無みしあいデジャビュとして何年か後にヤろう
醜くてとてもよいドラムス
屋上はなにも変わっていなくって君の知らない土地ぼくの都市(まち)
要る物は、金・本・ペン・紙・コンドーム。記憶もなしにだいたい朝で
まだ傷つけられるだけのかそけさを23歳
おっぱいの年齢
ブラジャーをTシャツごと脱ぐ旅行用シャンプー
あなた
ブラジャーとTシャツいっきに脱いでからぼくの脱ぐのを手伝ってくれる
精神と肉体
年下の年長性を発揮してあんなことしたのはどっちだったか
だいぶしておそるおそるググってみて安心するほどわからなくなる
まだあたらしいハイカットの星
「よく蒸発する人」ホッピー・ナカ多し謹んで受くそんな紹介
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耳を寄すしぐさはつなつクーラーの全然効かぬライブハウスの
耳を寄すしぐさにかえす手を添えてなんと言ったかはおしえません
出会ったことがなるべく淡くなるようにガヤガヤにまかせ
23歳
中近距離に主に依りたい
感謝感謝と人殺めたり
頭を叩く
景物も信じるに足らない零距離の夕暮れ俺が寒くなること
知らぬ手が僕の煙草を一口吸った楔型文字のように親密
ミラーボール
清浄な皮膚に汗盛り上がっててどうしようもなく敵対してた
記録に残らない恋がいくつか
省略の傾向
醜くてとてもよい
助けなかった歴史
誰もきみとはなかよくならない
俺の中の家父長制よ給料日じっとできずにギシギシしけり
浴槽
澱んでて切ないののみ見ゆ
俺もときには誰かに怒ってみたし
孤心やつれて蔦絡むまま目覚めたり二度あることの三度目あたり
ああ恋がしたし安易な恋がしたし迷惑メールに全部返事す
予報どおりに雨は降りくる
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花柄のように傷だらけのきみの脚なんて素直なオナラあいしてる
もうそこまであれが来ている気がしててその時期むやみにやさしくなった
また明日かけひきしたい9月前二人で生きてくなんてつまらない