2014-08-25 中景 草書体の美しい揺れ 少し離れて切符買う君を眺めている「私は歩いている」と表明するように君は歩くね とても綺麗だあの時のカラータイツの朱色ばっか思い出すんだ 心臓の色なにもよくわからない場所――、知らない人が僕らの写真を撮ったんだって永久に残る全身像 ふたり何かを忘れてくっついている